みなさん、こんにちは。
前回は腹式呼吸の大切さについて、お話ししました。
今回は、その「腹式呼吸」をする上で ちょっとしたコツを5つ ピックアップしました!
これさえ覚えれば、腹式呼吸が誰でも超~簡単にできちゃいますよ♪ 😛
ポイント1【初心者は鼻から吸うべし!】
呼吸をする時は、 「鼻」または「口」から息を吸う訳ですが、前回でもお話しをしたように
胸を動かさずに息を吸うには、息をゆっくり吸うというのが大事になります。
口で息を吸う時は早く浅くなる事が多いので
初心者の方はまず、ゆっくり 鼻から息をすって下さい。鼻から吸うと胸から肩の筋肉は動きにくいですよ♪
ただ、歌唱する時は早く呼吸をしなくてはいけないので
慣れてきたら口で吸えるように練習していきましょう!
ポイント2【胸に手を当て、確認するべし!】
さて、鼻からゆっくり息を吸って 胸が動かなくなった と感じられたら
それを再確認する為に、今度は胸に手を当てて何度も呼吸をしてみて下さい。
この場合、胸を動かさずお腹だけを動かしてもあまり意味がありません。
お腹の運動ではなく 呼吸をする事が目的なので、必ず呼吸をする事を忘れないようにして下さい。
しっかりとしたブレス感覚があり、胸が動いてなければ
もう無意識ではなく意識をしてする腹式呼吸が出来始めていますよ♪
ポイント3【ビーチボールをイメージするべし!】
次のステップは、身体の中のイメージも膨らましてみましょう!
イメージというのはすごく大事です。イメージが具体的であればあるほど身体(脳)は影響を受けます!
呼吸をすると空気は肺に入りますよね。その際に、腹部辺りに大きな袋のようなものをイメージしましょう。
空気が入っている袋といえば風船を思い浮かべますね。
それでも大丈夫ですが風船は空気が漏れだすと、一気に外に出てしまいます。それだと折角たくさん入れた空気がすぐ無くなってしまい、発声も持続できません。
そこでイメージしてもらうのが、ビーチボール です。
ビーチボールは、空気の栓を抜いても一気に空気は抜けません。ビーチボール自体を押してはじめて空気が 一定の量 で出ていきます。
そのようなイメージで、肺に入れた空気も自分の意志でゆっくり出せるようにしていくのがブレスコントロールです。
一気に出すことって意外と簡単なので、一定の量で出していく、この練習をやりましょうね♪
皆さんもビーチボールをイメージして、ブレスコントロールが出来るようになれば発声も必ず上達しますよ!
ポイント4【発音しない「ス」で出すべし!】
ビーチボールをイメージできたら、今度はブレスコントロールです。
まず、ロングブレスを練習しましょう。長く出すにはある程度たくさん息を吸うというのも必要ですが、大事なのは息の出し方 になります。
ある程度、同じ力加減で一定に出し続けるのが一番長くだすコツとなります。
一定に出すためには「ス」という言葉を使い、音は出しません(無音でスーと息を出していきます)。つまり、歯や下で空気の量を調節する分けです。練習しやすいですよ。
なぜ「ス」なのかというと、いろいろ理由はありますが、スは口の面積が狭くなるのとスの母音はウになるので呼気圧が一定になりやすいのです。
その為「ス」は長く出す練習に適しているので、ロングブレスの時は「ス」で練習しましょう。長く出せるようになれば(大体30秒以上)今度は「ハ」でやってみましょう。
ハは空気の漏れる量が大きいので、ちょっと難しいですよ。
ポイント5【吐き切るべし!】
そして腹式呼吸に大事なのは、やはり呼吸をするという事となります。「えっ、当たり前の事でしょ!」と思った方もいるでしょう。何が言いたいかというと
吐き残した余っている息があると、次に吸うときに空気が余っているにも関わらず、より一層の息を入れようとして、最終的に力んでいきます。
一度吸った息はなるべく吐き切りましょう。
吐き切ればお必ずお腹で自然に息を吸う事になるので、発声や歌唱をする際は息を吐き切る事を意識して下さい。
結構、体力がいりますが必ずしっかりした声になっていくと思いますよ。
***** まとめ *****
まぁいろいろ書きましたが、一大事なのは腹式呼吸をするには胸を動かさず息をすって
吸った息は吐き切るという事です。
それを繰り返して出来れば、必ず腹式呼吸で発声できるようになります。
心がけて下さいね。
という事で、今回は腹式呼吸のコツ5つをお伝えしましたよ!
次回は、いよいよブレストレーニングのやり方をお伝えします♪
お楽しみに~!! 😆
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