みなさーん、こんにちは 😛
前回は、ロングブレスの練習方法のレクチャーでしたね♪
上手に出来るようになりましたか??
ロングブレスは発声の基本中の基本となる呼吸法なので、しっかり練習しましょうね 😮
さて、今回は短く言葉を切っていく、 「スタッカートブレス」 の練習方法についてレクチャーしちゃいます 😀
1、ロングブレスとの違い、注意点をおさえておこう!
スタッカートブレスはロングブレスと違い、息を長くコントロールするのではなく
短く切っていくブレスとなります。
ただ、息を短く出すのではなく、当然ブレスは腹式呼吸をしながらとなりますので
ロングブレスのようにゆっくり鼻から息をすうのではなく、口を使っての呼吸となります。
スタッカートブレスの特徴は、一回の息を短く断続的に切っていくのではなく 1回、1回の呼吸(吸って吐く) をする事が重要で、ロングブレスとの違いとなります。
その為、ロングブレスで練習した母音を息で伸ばさないので、勢いがでて 子音が出やすくなるのが注意点!
さらに、短く切るために呼気のアタックが強くなり、喉に力が入りやすくなるという、さらなる注意点があります。
喉に力が入ってしまうと吸気を浅くなり、五十音で練習すると後半になるにつれて
さらに力が入ってしまい声門がしまり、ブレスのトレーニングなのに声が出てしまったりします。
その場合は、すでに腹式呼吸ではなくなってしまっている可能性が大きいので
1回スタッカートの練習は控えましょう。
そのまま発声をしてしまうと、一般的に言う「のど声」となってしまいます。
そうならない為に、まずは息はあったかい息を短くだすようにして
1回、1回の間隔をゆっくりしましょう。
しっかりお腹の動きを確認しながら、息を吸っている時はお腹が膨らみ
息を吐いている時はお腹がしぼむのをチェックしましょう。
このお腹の動きが早くなってくれば、腹式スタッカートは完成に近いですよ。
そしてもう1つは、喉の確認です。
ブレストレーニングの間は声を出さないので、基本的には喉は使いません。
なので息を出す時に 喉頭(喉仏)が動くことはないのです。
スタッカートでもそれは変わらないので、そこもチェックして下さい。
そこまでできたら腹式スタッカートは完成です。応用編に行きましょう。
2、リズムが大切 !
次はそのスタッカートを使って、歌唱でも大事なリズムの練習をしてみましょう。
まず知って頂きたいのはリズムには オンビート(表)オフビート(裏)が存在します。
メトロノームなどで表現すると、カチカチ(もしくはピッピッ)となっているところがオンビート
音がなっていないところがオフビートとなります。
手拍子だと手のひらが当たっているところがオンビート
手のひらが離れたところがオフビートとなります。
スタッカートブレスではそのオンとオフのところでリズムをとる練習をします。
この練習はメトロノームを使うのがやりやすいでしょう。どうしてもない場合は手拍子などでしましょう。
まずは「オンビート」
これは音がなっているところで息を吐いていきます。
言葉は「ハ」でしましょう。「ハ」が出来たらだんだん五十音にしていきましょう。
最初はゆっくりのテンポでやってください。
スピードよりも確実に腹式のスタッカートで出来るようにするためです。
大体テンポ60くらいがイイですね。それでも早く感じる場合は40ぐらいでやりましょう。
時間は30秒続けるようにしましょう。
30秒つづけられたら45秒、1分と長くしていきましょう。
注意点はお腹の動きと喉の動きです。
オンビートがしっかり出来たら「オフビート」に移りましょう。
このオフビートが苦手な方が当スクールの生徒さんでも結構多いですね。
オフビートは普段ほとんどの方が意識をしないので、意識をしながらだとやりだすと、慣れていないので力が入ってリズムがバラバラになってしまいます。
特に陥り易いのがオフビートのところだけに意識が言って結局オフビートやオンビートの場所がわからなくなる方
最初はバッチリ合っていても、3秒くらいたつとオンビートになっている方などが結構多いです。
大事な事は オフビートは必ずオンビートの後に存在する という事です。
つまりオフビートの場所をつかむには
オンビートを感じなければわからないという事です。
簡単にいうと両方を感じながらオンとオフを確認するという事です。
多く取り入れられているのはオンを「ン」、オフを「タ」で表現して
「ンタ ンタ ンタ」 とメトロノームに合わして声を出してみる。
ンがオンなのでタはオフとなり、慣れてきたら今度はブレスだけでやってみよう!
「タ」のところで息が吐けていければオフビートはOKです。
そのままテンポを速くして(120くらい)30秒続けたら大丈夫です。
注意点はオンと同じでお腹の動きと喉の動きです。
どうしてもオフビートがわかりづらいときは、メトロノームなどを使わずに手拍子でゆっくり練習しましょう。
決してテンポを速くしないように心掛けて下さい。
少しずつ速くしていけば必ず出来るようになりますからね!
今回はスタッカートブレスをレクチャーしました♪
リズムとのバランスや、力まないブレスの出し方などを
しっかり練習することで、今後の発声や歌唱に役立ちます!
ぜひ、トライしてみて下さいね 🙂
さて、次回はいよいよ発声の基礎トレーニングをやっちゃいますよ!
お楽しみに- 😆
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