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【動画ボイトレ11】声量と共鳴 簡単アップ!(声の響かせ方)
出演者:【K】KO-ZI 【T】Mr.Tado
動画で閲覧する方はこちら →https://www.youtube.com/watch?v=MN-UYVA5sik
【K】第9弾、9ですよ!皆さんありがとうございます!ということで、前回ファルセットやりましたね。皆さん、本当にこのTV見て頂いて、すごく嬉しい限りです、これからもどんどん 色々やっていこうと思います。その第9弾、本日は「声量」
【T】もっと早くやるべき、って一回やったかも知れない
【K】そうそう、今、この時点で!
【T】ビブラートとかやった後に声量っていうね。
【K】ファルセット、ビブラート、声帯の開閉色々やった後に!
【K】【T】「声量」!(笑)
【K】何故ここ先にしないってね。ただ、忘れてました。
【T】そう
【K】すいませんでした、、まぁ、声量!声量ってなんなのか。これも話し出すと時間が長くなっちゃうので、つまり、一つだけ覚えておいてください。「力任せには出すな」と。
【T】おぉ、さすが。
【K】力任せに 声量出したり、大きい声で歌いたいといって、うわぁぁぁーーっと出す、これはダメダメ。
【T】強い声と大きい声は違うからね。
【K】そう!逆効果。声量は?
【T】【K】「共鳴」
声量とは共鳴させること!
【K】YES!!「声量は、共鳴」です。そうなんです、力なんてある程度しかいりません。共鳴、どこがあるか。まずは、ここですね「口腔」。口腔の中にも一応当てる所っていうのはあって、口蓋、上顎って言われてますけども口蓋、軟口蓋、硬口蓋ってのがありますね。またその奥に、「咽頭」という所があります。これは咽頭腔といって咽頭でも響かせましょう、と。そして口腔で響かせましょうよ、と。あともう一つ、ここですね
【T】「鼻腔」
【K】鼻腔ですね。「通鼻音」っていう風にレッスンをやったりしますけども、この「咽頭腔」「口腔」「鼻腔」という所で共鳴させていきます。声は勿論、声帯で原音が発せられて、そこから音を増幅していくのが
ここ(咽頭腔、口腔、鼻腔の3箇所)なんですね。さぁ!では一つ一つ響かせていきましょう!まずは、出しやすい音、「ド」なんですけど、これで、「マ」でいいですかね、「マー」で出していくんですけど、上に当てる 様な イメージをするだけで ここ(上顎)に当たってるんですよ。当たってるのと、当たってないのを今からやりますね。こっち(上に当てるイメージでの発声)の方が響くでしょ?Popsでよく、コブクロさんとかよく使うんですけど、これで響すと声がまろやかに、太く出ていくんですよね。Popsの人がよく使う技ですね。こういう風にやっていきます。で、ここの当て方なんですけど、むやみやたらに力をいれるんじゃないですよ。ここ(上顎)にアーチがあるんですよ。
上顎を使いこなせ!!
【K】口蓋っていう、硬い方(唇に近い方)と柔らかい方(喉の奥の方)とあって、「硬口蓋」「軟口蓋」っていうんですけども、まず最初は硬い方、硬口蓋という所に当てるのにまず、奥歯の内側の横に舌を当ててそのまま 反対側の奥歯まで グルーンと、上顎のアーチをなぞってみて下さい。
【T】アーケードみたいなアーチがあるんです
【K】そうそう、そのアーケードをもう一回、往復してこれやるだけで、人間は不思議だね、「ここに当てるんだ」って意識が生まれるから、無理やりグッとやらなくてもこれやるだけで、意識がここ(舌でなぞった所)に高まるのね。(補足:口の中の上顎を左右往復して 舌でなぞりましょう) じゃあ、今度はここに当てます。当てるとき、ボールを屋根にポーーンと当てて、跳ね返ってくる様なイメージね。ポーーンと投げて、ストーンと跳ね返って落ちてくる。じゃあ、「ハッ」って当ててみます。いきますよ、せーの!「ハッ」(出す前に当てる場所を確認して)「ハッ」 どう?できてる??
【T】今、硬口蓋に当ててるからね
【K】そう、硬口蓋ね、じゃあこれを使いながら今度は、、Tadoさん、ちょっとやってみて欲しいんですけど、 「マ」の音で、♪マアアアアアアアア〜(男性のキーで ファから始まる5つの音の上下 ♪ファ ソ ラ ラ♯ ド ラ♯ ラ ソ ファ で実践) さぁ、ご一緒に!
♪マアアアアアアアア〜 そう、上に当てるよー、上に!
♪マアアアアアアアア〜(同じメロディで何度か練習) そう!できるじゃないー、できる子やね、みんな!
動画の方がわかりやすいです→https://www.youtube.com/watch?v=MN-UYVA5sik
【T】そう、できる。9回観てるからね。(笑)
【K】そう9回観てるからね、サイバーモンキーTVを!!チルドレンやもんね。
【T】え、そーなの??チルドレン?ファミリーじゃなくてチルドレン??
【K】チルドレン、、ファミリーやもんね。ファミリーだから出来るよね、これ位!
【T】初めて言ったけどね。
【K】ということで、ここ(口)に共鳴させるのが一つ、今日は時間がないからすぐ行くけども、軟口蓋っていうのは、口蓋垂(喉の奥に垂れ下がっている部位)を上げる練習っていうのをうちでもやるのよ。咽頭の軟口蓋(上顎の奥の方、柔らかい所)の所が、クッと上がる
【T】(口の中の)奥がね。
【K】アクビすると、みんな上がります。その様な意識。で、上げていくと咽頭も広がってここで音が増幅するってパターン。これは結構、高音とかで使うパターンです。高音の時は、奥の方で持ち上げて響すっていうようなやり方でやるとうまくいきます。これはまたミドルボイスの時にやりますけども。そういうのが一つ。
鼻腔を活用せよ!!
【K】そして今度は、「鼻腔」やね。どんどん行くよ、ついてきてよ!鼻腔、ここにも響かそう。例えば母音で、「あーー」って出しやすいけど、「いーー」とかって こもるでしょ?(声が)「うーー」とかって こもらへん? ね?こもるでしょ??
【T】こもる!(視聴者も)こもるってゆってるもん
【K】それをここ(鼻腔)に響すと楽になります。 例えば、やってみるよ。 イーー イーー ウーー ウーー(鼻腔を使わないVer.と鼻腔を使うVer.のデモ) 響かしたい時は、「み」とかね。 ミミミミーー 猫の、ミャオミャオミャオ、とか。鼻(鼻腔)に響すやり方なんですけども、それがよく分からないという人は、ハミング、鼻歌ね、鼻の付け根にコンコンってノックするみたいに んっんっんっんっんっんっ そう!それでちょっと練習するよ。(低いドの音から始まる5つの音で上下)
♪んっんっんっんっんっ んっんっんっんっんっ 力は要らないよー (半音ずつ上げて、ファの音でスタートする音階まで)
そんな感じで高い音まで行くんだけど、今日はここまで。これで、ここ(鼻腔)に響きました。
響いたら今度は口と両方に響かせていきます。♪んーーーー(鼻腔に響かせるハミング)がぁーーーー(口にも響かせる) 出来るかな?
まず、ここ(鼻腔)で響す。んーー 次に口だけ開けるけど口は響いてない(口開けたままハミング) 最後、「が」の発声に変えて、口にも響かせる。(ハミング→口開け(口腔は響かせない)→鼻腔・口腔に響かせる) これ、難しい人には難しいかも知れないけど、一度試してみて。まずは、鼻のだけ響かせる。口開けて、まだ鼻腔だけ、最後に口腔に。あまり長いことやると息続かないので早めにやりましょう。最後は、「んがぁ」って言うつもりでやる。そうすると、舌の付け根から鼻腔に通るような体感が起こる。それで声が鼻腔に響いた、って言う体感が起こります。(口と鼻が繋がったような体感) この練習、んーがぁーーーってやってみるのは、いいエクササイズです。
じゃあ、今度は鼻腔に通ったら、「鼻濁音」。
「ガギグゲゴ」という、鼻腔(への響き)がシャットアウトされてしまう音を鼻腔に通すには、「んが んげ んぎ んぐ んげ んご んが んご んが」 んが という風に 鼻腔を通じた濁音、「鼻濁音」っていうんだけど
これはよくアナウンサーの人たちも練習するやり方です。「んが んげ んぎ んぐ んげ んご んが んご んが」、これで練習してみましょう。♪(同じ音で)
んが んげ んぎ んぐ んげ んご んが んご んが〜 んが んげ んぎ んぐ んげ んご んが んご んが〜 大げさにーー
こんな感じで鼻濁音とかも練習していくと、鼻で響すのが上手くなってきます。これは、高音の倍音を出していくので、高音がとても楽に出せます。ただし、一つだけ気をつけたいのは、鼻腔の練習をすると、どうなる?
【T】喉頭(こうとう)が上がる
【K】喉頭が上がりやすくなってしまうんですよね。だからヘッドボイスではなくて、ミドルボイスのエクササイズっていうのは喉頭を上げたくないから喉頭を下げる練習、つまり「ボッ ボッ ボッ」とか「ゴッ ゴッ ゴッ」だったりとか、鼻がシャットアウトされる音の言葉を使ってエクササイズするんだけれども、今回はそれは取りあえず置いておきます。鼻腔の響きのことだけにこだわってやるのであれば、
えーえーあーあーあー
ミャオミャオミャオミャオ
ネイネイネイ
まめみむめもまもま
いーいーいー(「に」に近い、「い」)を使うやり方もあります。
「い」という母音は非常に出しにくい。例えば、ここの隙間(口を横に広げて 歯と内頬の間)を指を噛んでるつもりで 「いーーーー」とやっていくと、口も広がるし、ここ(鼻腔)も使える、そういうやり方もあります。
【T】うちのレッスンでもやりますからね。
【K】うちではこんな短時間じゃないですからね。うちはガッツリいきますのでもし!!もしガッツリやりたいなと思う方は!!カモーーーーーン!!come here!! ということで、「共鳴は力じゃないよ、響きだよ」っていう所だけ覚えておいてくださいね。これをyoutubeで何回も観て練習してみてください!では、次回どうしましょ?
【T】次回?!
【K】次回!お楽しみに!!今日は共鳴だとか前回はファルセットだとか、高い音とか声量の事をやりましたが、次回は、皆さんが、期待してる、それ、やります!!!
動画記事 【目次】
- 【動画ボイトレ01】誰でも簡単!腹式呼吸(横隔膜の使い方)
- 【動画ボイトレ02】ブレストレーニング 前編(腹式呼吸の応用)
- 【動画ボイトレ03】ブレストレーニング後編(腹式呼吸テクニック)
- 【動画ボイトレ04】声の仕組み・声帯の知識-前編(発声前の重要知識)
- 【動画ボイトレ05】声の仕組み・発声の知識-後編(発声メカニズム)
- 【動画ボイトレ06】リップロール&声帯開閉(発声初心者トレーニング)
- 【動画ボイトレ07】地声の出し方、チェストボイス(音程ピッチの移動)
- 【動画ボイトレ08】ビブラート 基礎編(歌のテクニック)
- 【動画ボイトレ09】ビブラート 応用編(歌のテクニック)
- 【動画ボイトレ10】ファルセット&裏声の出し方(頭声のトレーニング)
- 【動画ボイトレ11】声量と共鳴 簡単アップ!(声の響かせ方)
- 【動画ボイトレ12】ミックスボイスだー!前半(ミックスボイスのやり方・出し方)
- 【動画ボイトレ13】ミックスボイスだ―!(ミックスボイス方法・出し方)
- 【動画ボイトレ14】ボーカルメイク フレーズの処理(ボーカルテクニック・アクセント・抑揚の付け方)
- 【動画ボイトレ15】(ミックスボイスに関する質問)&告知