やってまいりました!発声のお時間です。前回までミックスボイスの説明、やり方など色々お話してきましたね。みなさん理解できましたか?「もう少し」という方は

コチラ→ https://www.cybermonkey.biz/voicetraining-26/

さて、今回はミックスボイスを利用するためには同のようなエクササイズが向いているか?というのを実際にやってみましょう。とは言え、まず自分のブレークポイント(換声点)がどこかという事と、どんなタイプ(症状)かというのは調べておいてください。

1、ミックスボイスを使うためのレッスン

【注意】今から行うレッスンは、喉(喉頭)が上がりやすい人、また声門が少し開きやすい人などに効果的です。逆に言えば、がなり声の人、声門が強く閉まりやすい人は逆効果になる恐れがあります。

前回、様々なタイプをお伝えしましたが、その中でも良くあるタイプ、喉頭が上がりやすい人(ハイラリ)の練習法をお伝えします😆✨

【Gogという言葉で発声♫】

「G」の子音は声門閉鎖しやすく、声門が開きがちな人にも効果的です。最後に付いているGogの「g」は、母音を伸ばしたくないエクササイズなので、スタッカートするためにつけているものです。音を切ることによって喉頭を下げるための筋肉を効果的に鍛えることができます。

ゴグと書いてありますが、実際には「ゴッ」という発声に近くなります。「お」の母音は口が横広がりにならず、縦に開きやすい為、喉頭も下がりやすくなります◎

 
以上の理由から、Gogは喉頭が上がりやすい人や声門が開きがちな人に効果があります😄
 

【Gogの練習方法】

あくびの途中で出るような、こもった声で、語尾は伸ばさずスタッカートで、「ゴッ」「ゴッ」「ゴッ」と何度か声に出してみましょう。縦の開きがなく、口先だけで発声してしまうと「コ」になってしまったり、クリアな声になってしまうので、しっかり「ゴッ」と こもったような(あくびのような)声でできるようにしましょう。

この「Gog」を使って「ドレミファソファミレド」の5トーンで発声します。 慣れてきたら半音ずつ上げていきますが、やりづらい箇所が出てきたら1つずつゆっくり、繰り返しその音階を出していきましょう。

本来は、ブレークポイントを挟み、オクターブでやった方がチェストとミドルを行ったり来たりするため効果的ですが、慣れるまでは5トーンで大丈夫です◎

【注意点】

・どうしても母音が伸びる

・こもらずにクリアに発声してしまう

・ヘッドに行ってしまう

【ポイント】

しっかりとスタッカート!1音ずつ切っていきましょう。また口先だけで発声せず、あくびのようにこもらせて発声します。ブレークポイントに差し掛かると出しにくくなり声が抜けてしまって「コッ」となったりしますが、ここでチェストの成分をしっかりまぜ、あくびの喉を意識です! 呼気を強くしてもっていかないよう注意しましょう。

こちらのエクササイズも、動画で実際にみて一緒にやってみるのが1番分かりやすいと思いますので、サイバーモンキーTVも参考に見てみてください😁

1:20あたりからGogの説明があります。

https://m.youtube.com/watch?v=eS2CdywUMBA

2、ミックスボイスを聴き分けることが出来ない方は・・・

上記はある一定の方の症状に効果的なレッスンですが、自分でエクササイズをしてみて難しい場合は一時ストップしてください😞

ミックスできているかは自分ではわかりにくいことが多いと言われています。体感としては楽に音の移動か出来るようになっていますが、ハイラリや声門が開き気味なのが解消されていても、また新たに違う原因が出てきたりする事もあります。出来ているか分からないまま、ただこのエクササイズを続けると喉頭を下げすぎて逆効果になる、こもらせすぎるてむせるなど、変な癖がつき色々な問題が出てくることも。

解決法は、録音を使うなど客観的に聴いてみたり、第三者に聞いてもらう、実際にボイストレーニングを受け専門家に判断してもらうのが1番良いと思います◎

いかがでしたか?ミックスボイスとはいえ、何度も言いますがその人のタイプによりエクササイズを変えなければなりません!間違ったものを続けても意味がないだけではなく、発声に逆効果になる場合があります。自分ではどうもわかりづらい、出来ているのかイマイチ聴き取れない方は、音楽スクールや発声の専門家に委ねる方が良いでしょう。次回はミックスボイスに関係のある筋肉を鍛えていきましょうね♪では次回をお楽しみに~ 😆